海王丸の主な設備をご紹介します。
沿岸航海や入出港する場合などエンジンで走る際に船を操縦する場所です。前部航海船橋には、レーダー、エンジンテレグラフ、国際VHFなどの航海計器類が備え付けられています。
船首から前方につき出している斜檣で、全長約17mです。フォアマストをワイヤーロープで支える役目と、帆走のバランスをとる働きをするヘッドセイルを張る場所です。
各部屋の定員が8名のため、2段ベッドが4台設置されています。狭い部屋ですが訓練生にとっては憩いの場所でした。現在は海洋教室に参加する子供たちの宿泊室として利用されています。
船の心臓部でエンジンや発電機などがある場所です。船体中央にマストがあるため海王丸には左右に1台ずつエンジンがあります。発電機や空調用の補機類は現在も使用されています。
海王丸で最も豪華な部屋です。船長が各港で来られたお客様と面会を行っていました。航海中は航海士から報告があるため、船長私室、船長浴室とドアで繋がっています。
船長はじめ士官たちが食事や会議を行う部屋です。航海中は、揺れて机や椅子が動かないよう固定しています。